就学時検診と弱視について

 

先日、小学校の就学時検診のお手伝いに行ってきました。

私の担当は眼科の眼位検査(斜視かどうかの検査)でしたが、隣が歯科検診のブースだったので、子供たちはお口を大きく開けて並んでくれていました。

なので、先ずは口を閉じてもらってから目の検査となりました。

みんな緊張しながらもがんばって検査を受けてくれて、とってもとっても可愛かったです。

昔過ぎて忘れてしまいましたが、私にもこんな可愛い時期があったのだろうか??と思うくらい笑顔や表情が素敵な子供たちばかりでした!

来春にはランドセルを背負って元気にこの学校に通って、たくさんお友達をつくってみんなで楽しい学校生活を送ってください!

そして眼を大事にしてね。

 

                 

 

ということで、本日は目の成長にとって欠かせない、ヒトの視覚の感受性と弱視についてのお話をしたいと思います。

 

視力の発達は、生まれてから先ず近くを見るための視力(近見視力)の発達が始まり、その後遠くを見るための視力(遠見視力)が発達していき、個人差はありますが約8歳ごろに成人のレベルに達するといわれています。

 

この時期に適切に両目でものを見ることによって、正常な視覚の発達を獲得していくのですが、この時期に何らかの原因により2つの目でものを見ることが阻害されてしまうと、視覚の成長が妨げられ、メガネをかけても視力が上がらない「弱視」の状態となってしまいます。

 

この視覚の感受性(発達)は、生後1ヶ月から18ヶ月は非常に高く、その後減少していきますが、8歳ごろまでは残っていると考えられています。

 

そのため、この時期の子供の視力検診は大変重要となります。

視力検診は、法律で定められている1歳半検診、3歳児検診と法律ではありませんが6歳の就学時検診があり、その後は春と秋に年2回の検診があります。

なので、春と秋にはと色つきの紙をもった小学生で眼科が混み合うことになります。

 

先述したとおり、子供の視覚の発達は、生後1ヶ月〜18ヶ月が強いため、以上は18ヶ月(1歳半)〜3歳までに発見すべきであると考えらているために、3歳児検診が非常に大切となります。

私の住む自治体の三歳児検診の視力検査は、家庭に手作りできるランドル環(視力検査用の紙)が送られてきて、お母さんやご家族が検査を行うことになっています。

 

ご家庭の検査の場合、親御さんも初めてのことが多いため、つい検査が甘めになってしまうことがあります。

3歳児検診で眼の異常が見落とされてしまうと、次の検診は6歳の就学時検診となるため、目の成長にとって大切な時期を無治療で過ごしてしまうことになってしまいます。

小さいお子さんの視力検査は大変ではありますが、正確に行うようにされてください。

 

〔視力検査のポイント〕

・片眼を正しくしっかり隠して行いましょう。→ポイントは隙間から覗けないように遮蔽です!

 お子さんに片目を隠してもらう、道具を使って遮蔽することがあると思いますが、手の隙間板の端から見えてしまったりすること     があり、正確な測定ができないことがあります。

   人手があるなら大人二人で検査を行い、一人が手の平で眼を圧迫しないように注意しながらしっかりと片目を隠すようにしまし 

   ょう。

 片目にだけ異常がある場合、隙間から覗いた状態で検査を行うと、異常を見落としてしまうことになるため注意が必要です。

   うまくできない場合は、ガーゼを使って片目を隠したり、薬局でアイパッチ購入してを貼ることもいいと思います。

 

・眼を細めず、顔はまっすぐにして測定しましょう。

 

 

 

見えているような気がするから大丈夫とは思わずに、少しでも気になる点があったら再検診を受けるようにされてください。

検診だけでなく、あれっと思ったらお近くの小児眼科を受診されることもお勧めします。

この時期は、眼が未発達でうまく検査ができないことが多いため検診で引っかかっても異常なしであることも多いのですが、中には早期に治療や訓練が必要となるケースもあります。

年齢が低いほど治療効果が期待できます。

お子さんの健やかな成長のためにも早めに眼科を受診して治療をスタートさせてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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